■「南予にある、有形文化財の温泉宿」(愛媛 大洲/温泉 歴史)

ローカル線で行く温泉の旅(温泉/ライター 井上晴雄)
≪記事の目次 第31回〜40回≫
記事の目次<第21話〜30話>
記事の目次<第11話〜20話>
記事の目次<第1話〜10話>
「全国の旅行ガイド」
@北海道の旅行ガイド  
A東北の旅行ガイド  
B北関東の旅行ガイド  
C首都圏の旅行ガイド
D伊豆の旅行ガイド
E甲信越の旅行ガイド
F北陸の旅行ガイド  
G東海の旅行ガイド  
H近畿の旅行ガイド  
I中国山陰の旅行ガイド
J四国の旅行ガイド  
K九州の旅行ガイド
L沖縄の旅行ガイド
Sponsored Link

■「南予にある、有形文化財の温泉宿」(愛媛 大洲/温泉 歴史)

愛媛県)南予の山あいに湧く、小藪温泉

(地図を開く)愛媛県大洲市肱川町宇和川

■深い緑のカーブを曲がると、まるで絵に描いたような、 懐かしい光景 が広がった。山々を映す小さな田んぼ、畑作業に勤しむ老人、清らかな小薮川の流れ、小さな花をつける野の草・・。そしてその先に、風格ある3階建ての一軒宿、 小藪温泉 が佇んでいるのが見えた。雲が切れ、青空が広がってきた。 がいかん ■愛媛県の大洲市肱川にある小藪温泉は歴史ある温泉宿。「山間稀に観る高壮美観なる楼閣」と称され、入母屋造・桟瓦葺の本館は大正2年(1913年)の建築で、 国の有形文化財 にも指定されている。「お待ちしておりました。さぞかしお疲れになったことでしょう。」女将さんが奥から出てきて、丁寧に中へ案内してくれた。館内には木造の欄干が張り巡らされており、古人の繊細な技量を忍ばせるに十分だった。夕暮れ前の薄橙色の光が差し込み、床に長い影をつくりだして、更にレトロな雰囲気をかもし出していた。 ■小薮温泉の歴史は古く、小藪川上流に自噴している源泉にツルが傷を癒していたとも、村人や旅商人が源泉近くに「小屋がけ」をして利用していたとも様々な言い伝えがある。文久元年(1861)、福山喜三米が旅館に温泉を引き、そのちょうど100年後の昭和36年(1961)、この本館の100m地下からも約16度の冷鉱泉が湧出した。   857675d6.jpg ■館内の奥に大浴場への入り口があった。小薮温泉の基盤は石灰石と砂岩でできていて、野趣に富む  岩風呂と、木の香りが清々しい ヒノキ風呂 の2種類がある。湯船に入ると透明の湯がザーッと流れた。窓は大きく、小藪渓谷の緑が一望できるようになっていた。無色透明の湯がそれらを優雅に映して静かにゆらめき、正に自然の中でくつろいでいるようだった。泉質もよく、創業当時から地元の人々の 湯治場 として愛されてきたのもよく分かる。「 美人の湯 」と称されるアルカリ性ならではのぬるぬるした湯も肌に馴染みやすく、神経痛、アトピー、美肌効果などがあるのだという。そのためか湯上り、肌がすべすべになり体が軽くなったような気がした。 ■日が暮れるころ、館内の方々の見送りのもと、小薮温泉を後にした。小薮温泉は豊かな山塊に囲まれ、都会で疲れた心身を癒すのに最適の温泉だった。次来るときは、肱川の川魚や山菜などで彩られた 四季の料理 もぜひ味わってみたい。

<小薮温泉> (住所)愛媛県大洲市肱川町宇和川1433 ?0893‐34‐2007不定休 1泊2食付(10000円〜)日帰り入浴(500円、子供250円)10〜19時泉質:アルカリ単純泉交通:・JR予讃線大洲駅から宇和島バス40分、鹿川大橋下車後タクシー5分・松山自動車道内子五十崎ICから約40km 駐車場:10台 (その他連絡先)・大洲市役所肱川支所0893‐34‐2311 ・宇和島バス大洲営業所0893-24-217
Sponsored Link
北海道
 
青森
秋田 岩手
石川 山形 宮城
富山 新潟 福島
福井 岐阜 長野 群馬 栃木 茨城
山口 島根 鳥取
京都 滋賀 埼玉


福岡 広島 岡山 大阪 奈良 三重 愛知 静岡 山梨 東京 千葉

大分 和歌山 神奈川
宮崎 愛媛 香川
高知 徳島
鹿児島
沖縄
「全国の旅行情報」
北海道  東北   北関東   首都圏
伊豆 甲信越 北陸   東海  
近畿   中国 < 四国 九州 沖縄
▲サイト内の記事を検索できます

プロフィール

shirakawa_1.jpg このたびは、ご訪問、誠にありがとうございます。当サイトは、トラベルライターおよび旅行添乗員の経験がある筆者が、数年かけて日本各地を旅行しながら、取材して作成したものです。温泉、宿、特産品、歴史など観光地の紹介に加え、話題に乏しい地方の田舎町も取り上げることで、地方の活性化にも貢献できればと思っています。今後とも、よろしくお願いします。  (ガイドブック・雑誌等 実績)
powerd by 楽市360
▼井上晴雄.が執筆に携わったガイドブックの一例 ・「旅の雫」(交通新聞社)・「癒しの湯治宿」(山と渓谷社)・「B&Bの宿」(山と渓谷社)・西国33ヶ所ウオーク(JTBパブリッシング)・「花の社寺ウオーク」(JTBパブリッシング)・「まっぷる滋賀」(昭文社)・「全国焼酎めぐり」(学研)・・「まっぷる北近畿」(昭文社)・「関西あそびマップ」(ジアース) 他
(井上晴雄.プロフィール)  昭和52年(1977年)、大阪府堺市に生まれる。 画家、ライターとして、幅広く活躍。朝陽や夜景を はじめとする日本の旅風景を描きつづけている。 株式会社かね善本社(大阪市)に作品約40点が 常設展示されている。個展14回、グループ展9回。 雑誌や新聞での連載。書籍への掲載多数。韓国や豪州など海外出展、豪州日本大使館に作品収蔵。   心の豊かさを感じにくい現代社会。作品を通して、 ひとりでも多くの人々に、「未来への希望」や 「生きる元気」を与えたいと、日々、制作に 取り組んでいる。

@朝陽(絵画と文) @朝陽(絵画と文) 

・・「氷見の朝陽」、「黒潮の夜明け」、「古都の朝陽」はじめ、太陽が昇る瞬間の作品

A夕陽(絵画と文) A夕陽(絵画と文)

・・「山陰 海岸の夕暮れ」、「宍道湖の夕暮れ」、「しまなみの夕景」はじめ、太陽が西に沈もうとしている作品                                                             

B夜景(絵画と文) B夜景(絵画と文) 

・・「函館の夜景」、「神戸の夜景」、「長崎の夜景」はじめ、まちのあかりに関する作品

 

C海(絵画と文) C海(絵画と文)

・・「しまなみの夕暮れ」、「津軽海峡の朝陽」、「春の海」はじめ、海を舞台にした作品

 D川(絵画と文) D川(絵画と文) 

E山(絵画と文) E山(絵画と文) 

 F農村(絵画と文) F農村(絵画と文) 

 G花(絵画と文) G花(絵画と文) 

 H大地(絵画と文) H大地(絵画と文) 

 I鉄道(絵画と文) I鉄道(絵画と文) 

 J空(絵画と文) J空(絵画と文) 

 K鳥や虫(絵画と文) K鳥や虫(絵画と文) 

Add to Google My Yahoo!に追加