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■「秋の大山登山」(鳥取 大山/登山) - 心に残る温泉やグルメの旅(文と写真:井上晴雄)

■「秋の大山登山」(鳥取 大山/登山)

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「大山〜秀麗なる中国地方の最高峰〜」
 

 
 大山は、国引神話の一節で、「島根半島を繋ぎ止めた杭」として、描写されているように、平安時代から、山岳仏教の聖地とされてきた。また、その秀麗な姿から、「伯耆富士」とも呼ばれ、中国地方の最高峰として、山陰地方独特の景観を作ってきた。大山には、弥山へと至る夏山登山道や、中国自然歩道などが整備されており、比較的登りやすい山の一つである。
朝7時頃、大阪を出発。近畿道、中国道、米子自動車道と乗り継いで、大山橋たもとの駐車場に到着したのは、正午過ぎだった。駐車場から土産屋の立ち並ぶ通りを抜けると、佐陀川に架かる大山寺橋に差しかかった。橋の上からは、上流方向に、大山の三鈷峰や大山北壁が雄大に見えた。
 

 その付近で準備体操をして、早速、登山開始。大山寺橋を渡って、車道を100mほど進めば、左手に、夏山登山道の入り口。そこから、苔むした石垣に挟まれた階段を100段ほど上ると、登山届のポストがあり、そこで名簿を提出。すぐに、狭い溝状に延びる登山道が現れる。
 
 
  土留めが施された道を10分ほど登って1合目の標柱を通過。この付近は、杉や檜などの針葉樹林の大木が、うっそうと生い茂り、まだ視界は良くない。徐々に傾斜が次第に増してゆく。訪れた季節は秋。30分ほど登って、2合目に差し掛かる案配より、取り囲む木々は、深い緑からミズナラやブナの黄金色へと変化していった。山道はジグザグに蛇行を繰り返し、標識を除いては一段落できるような目標物も先に見えない。4合目を通過すると、次第に展望が開けてきて、樹間より、大山寺の街並みが小さく見え隠れしはじめた。植生は、樹齢を重ねたブナへ。麓を見下ろせる5合目付近にて、休息を取った。そこは、元谷からの行者コースとの合流地点となり、山の神を祀る石の祠もある。
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  避難小屋が見えると6合目。そこから、急に、勾配がきつくなる。もう一度休憩を取って、靴ひもなどのチェックを行おう。足下に注意しながら、砂利道を踏みしめるにつれて、後方の視界は大きく開けはじめる。振り向けば、大山寺の集落が眼下に一望できる大展望。西には、三沽峰、宝珠の尾根が横たわり、北西方向には、日本海から弓ヶ浜半島までを遠望できた。
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  8 合目、麓より絶えることなく続いていた登り坂が、平坦な木道に変わる。天然記念物に指定されているダイセンキャラボクの群落が、深緑の葉に赤い実を付けて一面に広がっていた。すぐ先に見える避難小屋の裏側が、大山のピークの一つである弥山だ(標高1711m)。「大山」と書かれた横長の標石を目印に折り返そう。北側に、もう一つのピークである剣が峰(標高1729m)が見えるが、落石の危険性ゆえに縦走禁止なので注意。
下山は、避難小屋をそのまま時計回りで廻って、ダイセンキャラボクの群落を右手に見ながら木道を進む。左手に、梵字ヵ池を過ぎて、僅かな傾斜を登ると、往路の主道と合流する。あとは、足下に注意して、大山寺集落へ。1合目のポストで、下山届けも忘れずに。
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今回は、大山寺橋から弥山間の往復登山を行った。所要時間約5時間。6合目からの勾配が当ルートの最大の難所であるが、それまでの緩やかな勾配での疲労が、意外と大きいかもしれない。何しろ、視界がほとんど開けず、変化の乏しい一方的な登りが続くのだから。歩いても歩いても、なかなか先が見えてこないわけだが、6合目からの展望を楽しみにしつつ、豊かな植生に、しばしば足を止めながら、歩を進めてみてはどうだろうか。
 
-DATA-

場所:
鳥取県西伯郡大山町
交通:
マイカーの場合、米子自動車道米子IC〜県道24号線で大山寺
JRの場合、JR米子駅から日本交通バスで50分大山寺下車
駐車場:
大山寺橋周辺(下山駐車場、南光河駐車場ほか)
トイレ:
大山寺橋周辺、山頂避難小屋



日本はうつくしい風景、歴史、グルメほかさまざまな魅力にあふれています

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紅葉、桜、温泉、和食・・日本の旅には、さまざまなハイライトがある。巡る四季のなかで光と色が躍動し豊かな自然景観と重なって心地よい風情をつくりだす。そんな日本の旅の魅力を再発見していきたいと思う。

井上晴雄 絵画作品集

井上晴雄 絵画を鑑賞できる「カフェテリア アイハウス」
2007-08-24 12:43 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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四季折々の豊かな自然に囲まれた日本。春は桜や新緑、夏は緑に紺碧の空、秋は紅葉、冬は雪景色・・旅先には、その季節に応じた風情や景観美があることでしょう。
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